自動車学校、叱る指導と褒める指導
お久しぶりです!
ななはちです。
またしても期間が空いてしまいましたが、ある意味これが通常通りなのかもしれません(-_-;)
さて今回の本題ですが、
私は先月より自動車学校に通っています。
自動車ではなく、今回は二輪車の免許を取ろうと思い入校しました。
実を言うと学生時代から取りたい、取りたいと考えては悩み、そして諦めるの繰り返しだったのですが、ようやく費用、日程、モチベーションの3つが整ったので通うこととしました。
昨年も通うことを考えていたのですが、近隣の教習所に問い合わせたところ、入校者で混み合っていて入校手続きから初回の教習までに2か月ほど待っていただく。との説明を受け、仕事の都合と照らし合わせ諦めていました。
2021年10月の東京新聞の記事にその理由が書いてありました。
コロナの影響で密を回避できること
が要因の一つです。また、他の理由として
コロナの影響で一時教習を停止してたため
受講者数を制限していたため
などの理由もあるようです。
今年も入校手続きから教習開始までに時間がかかるとのことだったのですが、仕事面での調整も済ませていたため、何とか入校にこぎつけました。
やっとのことで入校、やっと免許が取れる!
と、思っていたのですが、自動車免許の取得から数年、忘れていたことが起こりました...
そう、指導員からのご指導(いわゆるお説教)です。
もちろん交通安全のため、事故を起こさないために時には厳しいご指導が必要なのはこちらも十分理解しています。
危険な運転を防ぐ、自身も他者も事故に巻き込むことが無いように強い口調で指導するというのは大切なことです。
ただ、一方で
・免許取る前の未熟な技能なのだからミスをする、不適切な操作をするのは当たり前のことではないのか? それを理解するために車校に通っている
・強い口調で指導することが果たして適切なのか?
とも思うわけです。
近年では叱って伸ばすという教育方針はナンセンスとされています。
萎縮する、不正を隠す、ハラスメントと判断されるなどデメリットも多くあります。
安全運転を目指す、危険な運転はさせない。という意識を根付かせる教習所でデメリットだらけの指導を続けるのはどうなのかと思います。
そんな中である教習所の記事を見つけましたのでご紹介します。
上は2021年の記事なのですが、2018年にも同校の記事が出ていましたのでこちらも合わせてご紹介します
三重県伊勢市の南部自動車学校という学校なのですが、褒めて伸ばす をコンセプトに取り組んでいるとのことです。
同校がなぜこのような指導方針になったかというと、
・免許は仕方なく取る。というモチベーションの低い生徒の増加
・叱られ慣れていない世代の生徒の増加
・少子化による経営難、他教習所との差別化
・社長の過去の体験を教習所に生かせないか?
という要因があったようです。
始めた当初は指導教官自体の戸惑い、新しい指導方法を手探りで探す状況だったようです。また、褒めて伸ばすというこれまでの教習所のイメージからは変わった点をメディアに取り上げられた際には「そんなのでいいのか」と言われることもあったようです。
しかしながら卒業生の事故率の低下、試験の合格率向上、満足度の向上と社会全体にも自動車学校の経営にもプラスに作用したようです。
同校の取り組みは他の自動車学校にも広がっているようで、「褒めて伸ばす」をアピールしている自動車学校は全国に増えています。
一方で多くの自動車学校では旧来の指導方法が続いており、まだまだ自動車学校は「叱って伸ばす」派が主流なようです。